蘇嶐窯の工房には、海外からお越しのお客様が多くいらっしゃいます。日々の対応のなかで私たちは、青瓷の色とかたちが特に外国の方に好まれることを実感し、海の向こうへ青瓷の美しさを届ける活動をはじめました。
広報や販路開拓にとどまらず、京都で伝統産業を担う職人として、日本ならではの技術や表現力をより多くの国や地域の方に知って頂きたいと考えています。
青瓷の魅力を伝える活動を通して、京都のものづくりのファンを海外へとひろげていきたい。海を越えた取り組みは、そんな想いからはじまりました。
2019/12
上海
上海に新しくオープンしたKyoto Houseに京都の職人として参加。
トークショーや対面販売、現地のショップなどのリサーチを行う。
2019/10
Rome
ローマにあるレストランdoozoを会場に、京都の職人5名でイベントを開催。トークショーや実演、ワークショップを行う。
蘇嶐窯はアトリエを借りフラワーポット制作のワークショップを行った。また今回も星付きシェフに商談を試みる。
2019/10
Hong Kong
香港にてFine Art Asiaに京都の伝統工芸に携わる職人数人で参加。
会場では直接アテンドに立ちものづくりの背景を伝える。
2018/9
Hong Kong
香港で行われたDesign Week 京都 in Hong Kongに参加。
展示販売及び飛鉋の実演を行う。京都の伝統技術を用いたものづくりの広報活動で仏師、竹編職人と3名で実演。
2017/8
Chicago
アメリカ・シカゴにあるアンダーソン日本庭園にて展示販売及び飛鉋のろくろ実演を行う。
飛鉋の実演はほとんどの人が初めて目にするものでその技術にとても驚かれた。
2016/11
Amsterdam
オランダ・アムステルダムでの日本のものづくりを紹介するプロジェクト「京ものDesign Lab&Store in Amsterdam」に参加し、ライデンのシーボルトハウスで行われたポップアップショップでろくろと石膏型起こしの実演を行う。
2016/11
Rome
ローマにあるレストラン doozoを会場にイタリアのプロのシェフにその場で器を選んでもらい料理を盛り付けてもらうデモンストレーションやトークショー、ろくろの実演、星付きシェフのレストランを訪れ商談会等を行う。
個性とストーリーのある器はご好評をいただいた。
2016/4
Taiwan
CREATEVE EXPO TAIWANに日本のActive Creatorsが初進出。
当工房も所属している職人工房も出展し、蘇嶐窯も台湾文化に合わせた茶器(茶杯・聞香杯)などの新作を中心に参加。バイヤーズデイ以外にも一般のお客様にも好評をいただく。
2016/2
Rome
イタリアのローマで行われたCULINARIA(クリナーリア)に大皿やボウルを出展。
CULINARIAとは、来場者数3,000人規模のほぼ毎年行われている食のイベント。今回で10回目。
当工房の器は、クリナーリアに向けて作られた日本の陶器として紹介され、有名なシェフの方々にも使っていただいた。毎回招致されているシェフはミシュランスター付のレストランの方々をはじめ有名なトップシェフが中心。
2016/1
Paris
京都府の「クール京都」海外展開事業の一環でフランス・パリに新しく開設されたセレクトショップ「Atelier Blancs Manteaux」 におけるテストマーケティングに参加。
京都・清水焼の青磁に、福岡・小石原焼の飛鉋(とびかんな)という技法を取り入れた新しい商品を展示販売した。
その際、夫婦で異なる窯業産地の技術の融合という、ストーリー性と作風が共に認められ、フランスでの販売実績ができた。テストマーケティング終了後に継続取引が決まり、現在「Atelier Blancs Manteaux」における常設展示販売を行なっている。