“写真家” × “陶芸家”
それぞれの目線で青を模索する中で
青の積層から生まれた新しいプロダクト
蘇嶐窯の練り込み青磁の淡いブルーの土色に浮かぶ釉薬のグラデーションは吸いこまれるような深さがあります。
いよいよ企画展の会期も迫ってまいりました。
写真家の町田さんとコラボレーションをしたことで見えた景色を是非皆さんも見にいらしてください。
今回の企画展は初の二会場開催です。
どちらにも違うものが展示されているので、二つの会場を巡って青を体感しにきていただけると嬉しいです。
蘇嶐窯 京都市東山区清水4丁目170-22
山山 京都市中京区式阿弥町130
SHIKIAMI CONCON No.6
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蘇嶐窯 × 町田益宏 展「Blue 青の光の中で」
|会期:2023年11月18日(土) – 26日(日)、10:00 – 17:00
|会場:蘇嶐窯、山山(二会場で同時開催します)
京都・東山で青磁を中心に暮らしの器を作る蘇嶐窯と、京都をベースに伝統工芸の現場で作り手を撮り続ける写真家・町田益宏、2組の対話から生まれたコラボレーション展を開催します。
https://soryu-gama.com/
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Soryugama × Masuhiro Machida
「Blue」2023/11/18 – 26
Soryugama and Yamayama will be hosting an exhibition born of a collaboration between Soryugama, a Kyoto studio that makes ceramics for tea ceremony, dining tables, and more with a focus on celadon, and Masuhiro Machida, a Kyoto-based photographer who captures artisans at work with traditional crafts.
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#soryugama #masuhiromachida #pottery #photographer #collaboration
蘇嶐窯
Soryugama
4代目涌波蘇嶐と涌波まどかの技術が融合し、2015年に誕生。練り込み青磁に飛鉋を施すことで、削られた土の溝に釉薬がたまり規則的な文様が浮かび上がる「青磁飛鉋」を得意とする。国内外で展示会を開催するだけでなく、幅広い職人や作家、また料理人とのコラボレーションによる作品制作を通じて、他にはない新しい青磁の世界を模索している。2018年、京都の「竹工房喜節」とともに竹と陶を組み合わせた大皿のリース「Spiral」を発表。2022年にはフランスの美術造形家 オレリー・マティゴとのコラボレーション作品展「Aurelie Mathigot×蘇嶐窯 ―融合の先にあるものー」、2023年には写真家 町田益宏とのコラボレーション作品展「Blue 青の光の中で」を開催。ローマ「II Pagliaccio」、銀座「資生堂FARO」、京都「祇園さゝ木」をはじめ、国内外の料理人との器の共同開発も多数。
https://soryu-gama.com/
涌波蘇嶐
Soryu Wakunami
1977年京都市の京焼青磁の窯元に生まれる。2001年京都府立陶工高等技術専門校卒業。2005年に4代目涌波蘇嶐を襲名。1940年の初代涌波蘇嶐の開窯時に、師匠・諏訪蘇山から継承した、青磁の顔料を粘土に練り込む「練り込み製法」を代々受け継ぐ。目指す青磁の色は、雨過天晴(うかてんせい)=雨上がりの澄んだ空の色。
涌波まどか
Madoka Wakunami
1976年福岡県の小石原焼の窯元に生まれる。2001年京都府立陶工高等技術専門校卒業。回転する土の上に鉋を静かに置き、鉋が細かく跳ね上がることで規則的な凹凸を作る飛鉋(とびかんな)の技法を継承する。
町田 益宏 Masuhiro Machida
写真家。群馬県生まれ。
大学時代にフィルムカメラに出会う。同時期にオフロードバイクにはまり、メキシコなど海外のレースにも参戦する。
編集社を経て、広告撮影のプロダクション会社に入社。その後、土井浩一郎氏に師事し京都で独立。
スタジオからロケーションまで幅広い撮影を行い、京都を中心に様々なクリエイターと創作を行う。
また、土地が放つ匂いと共に、連綿と積層される時間の中で生み出される一瞬に惹かれ、
自身の活動として伝統工芸を中心に物が生まれる現場と作り手を撮り続けている。
2020年 町田益宏 写真展「継ぐもの In between Craft」を開催。写真集「In between Craft」を刊行。
https://www.instagram.com/masuhiromachida/